コンタクトの必要性

アメリカではソフトコンタクトレンズを4種類に分けています。 もっとも汚れやすいのは高含水・イオン性のレンズ、もっとも汚れにくいのは低含水・非イオン性のレンズですが、現在、日本で発売されているMPSはどの種類のレンズにも使用できます。
MPSの使用法はきわめて簡単です。 手のひらにMPSを数滴たらし、反対の手の指の腹で軽くこすり洗いをする。
レンズ両面をMPSですすぐ。 MPSを満たしたレンズケースに4時間以上浸しておく。
レンズ装用後、レンズケースを洗って乾燥させておく。 こんなに簡単なのに、正しく使用できない人がいます。
つけおき洗浄と間違えて、こすり洗いをしなかったり、水道水でレンズをすすいだり、レンズケースのケアを忘れたりする人が意外に多いのです。 MPSを使用するうえで重要なポイントを整理してみましょう。
こすり洗いを欠かさないMPSはこすり洗いが必要です。 つけておくだけでは洗浄できないのです。
ほかの消毒方法に比べて消毒力が弱く、こすり洗いを併用しないとじゅうぶんな消毒効果が得られません。 こすり洗いは片面20〜30回、ただし、高含水性レンズは一方向に5〜10回、レンズが破れないように注意してこすりましょう。
MPSはアカントアメーバには無効です。 アカントアメーバが混入している可能性のある水道水や井戸水は使用しないこと。

すすぎも保存も、必ずMPSで行いましょう。 煮沸消毒では精製水に錠剤を溶かして生理食塩水をつくり、保存やすすぎに使用します。
MPSに変更しても煮沸消毒の習慣から、自家製生理食塩水をつくって使用する人がいます。 これではレンズケース内での微生物の増殖を防ぐことができないのです。
レンズケースには必ずMPSを満たし、レンズの消毒とともに、ケース内の微生物の増殖を抑えることが大切です。 ケースも毎日洗浄、消毒しないと、ケース内で細菌が増殖してしまいます。
ケースは水道水で洗います。 ただし、濡れたままにしておくと、細菌やアカントアメーバの増殖を許してしまうので、洗ったあとは必ず乾燥させること。
それでもケースは汚れやすいので、3ヵ月に1度くらいは新しいものと交換しましょう。 レンズに小さな傷、汚れがついていても、度数の変化や軽い眼障害が起こっていても、気づかないことが多いのです。
そのためコンタクトレンズ装用者はとくに症状がなくても、レンズ、目の状態を定期的にチェックする必要があります。 汚れの強い人はMPSで汚れがきれいに落ちなかったり、MPSによる過敏症が起こったりすることもあります。
ですから、定期検査が必要です。 少なくても3ヵ月に一度は眼科専門医による定期検査を受けましょう。

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